ASP(アフィリエイトサービスプロバイダ)とは?仕組み・歴史・選び方をわかりやすく解説

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本記事の要約

  1. ASPは、広告主とメディアの間に立ち、広告配信から成果計測・報酬支払いまでを仲介する事業者です。
  2. 1996年に米国で誕生し、日本では1999年以降に普及して市場は現在も拡大しています。
  3. オープン株式会社はAI・RPAを活用した次世代型ASP「PRESCO」を運営しています。

ASP(アフィリエイトサービスプロバイダ)とは何か?

用語 定義
ASP(アフィリエイトサービスプロバイダ)

成果報酬型(アフィリエイト)広告で広告主とメディアを仲介し、成果の計測から報酬の支払いまでを代行する事業者(Affiliate Service Provider)です。

一言で言うと?

ASPは、商品やサービスを宣伝したい広告主と、自身のサイト・ブログ・SNSで広告を掲載するメディア(パブリッシャー、アフィリエイター)の間に立つ仲介事業者です。

両者を引き合わせ、広告配信から成果集計までを支えます。

報酬の支払いやレポーティングといった煩雑な管理もASPがまとめて代行するため、広告主とメディアはそれぞれ提携や情報発信に集中できます。

より厳密な定義は?

ASPはAffiliate Service Providerの略で、広告主・メディアの双方と契約を結び、広告案件の提供、掲載のマッチング、クリックや成約(コンバージョン)の計測、成果に応じた報酬の支払いといった一連の業務を代行します。

広告主が個々のメディアと直接交渉するよりも効率的に広告を出稿できる点が特徴です。

広告主とメディアはそれぞれ専用の管理画面を通じて、クリック数や成果数などの広告効果を計測・分析できます。


なぜこの用語が生まれたのか?

ASPは、アフィリエイト広告の普及とともに、広告主とメディアを効率的に結ぶ専門事業者として登場しました。

語源・命名の経緯は?

ASPはAffiliate Service Provider(アフィリエイトサービスプロバイダ)の頭文字をとった呼称です。

日本でアフィリエイトが登場した1999年頃には、同じ略語を持つ「Application Service Provider(アプリケーションサービスプロバイダ)」との混同を避けて「アフィリエイトASP」と呼ばれることもありました。

現在では「ASP」がアフィリエイトサービスプロバイダを指す呼称として一般的です。

どんな歴史的背景がある?

アフィリエイトの先駆けは、1996年に米国のAmazon.comが開始したアソシエイトプログラムとされています。

同年、米国のLinkShareが世界で初めてASPとして業務を開始し、広告主とメディアを仲介する専門事業者という形態が確立されました。

仲介事業者という形態はその後さらに広がり、リンクシェアは世界最大規模のASPへと成長しました。

いつから広く使われるようになった?

日本では1999年にバリューコマースがASPサービスを開始し、2000年にはA8.netが登場して国内最大手へと成長しました。

その後もASPは増え続け、市場は拡大しています。

矢野経済研究所によると、国内アフィリエイト市場規模は2023年度に約4,116億円、2027年度には約5,862億円に達すると予測されています。


具体例で理解しよう

ASPは、広告主とメディア双方にとって取引の効率化と品質向上をもたらします。

どんな場面で使われる?

ASPを使わない場合、広告主は個々のメディアと直接交渉し、掲載や報酬の管理をそれぞれ行う必要があります。

ASPを利用すると、多数のメディアが登録されたネットワークにまとめて広告を出稿でき、成果の計測・レポーティング・報酬支払いをASPに任せられます。

メディア側も、多様な広告案件から掲載するものを選べます。

Open ASPとClosed ASPの違いは?

区分Open ASPClosed ASP
登録誰でも登録可(初心者メディアも)招待制・審査制
メディア数多数・多様厳選・少数
品質ばらつきあり高品質・専門特化
向く用途広くリーチしたい大規模配信高単価・ニッチな施策
注意点パートナー選定が必要リーチが限定的

業界での代表的な事例は?

日本の代表的なASPには、次のようなものがあります。

  • A8.net(最大手とされる)
  • バリューコマース(日本で最初期のASP)
  • リンクシェア
  • アクセストレード

ASPには、誰でも登録できるOpen型と、招待制で厳選メディアと取引するClosed型があり、目的に応じて使い分けられます。

各ASPは扱う広告のジャンルや報酬単価、サポート体制に違いがあるため、目的に応じて複数を併用するのが一般的です。

KKでの活用は?

オープン株式会社は、成果報酬型(アフィリエイト)広告領域で次世代型ASP「PRESCO(プレスコ)」を運営しています。

PRESCOは、アフィリエイト運用業務のさまざまなプロセスにAI・RPAを導入し、ヒトによる判断・分析とロボットによる処理を役割分担することで、高速かつ高精度な広告運用を実現するASPです。

当社はアドオートメーションを通じてオンライン広告代理店業界の再定義に挑戦しており、PRESCOはその中核を担うサービスです。


関連する用語は?

ASPの理解には、成果報酬型広告や広告主・メディアといった周辺用語もあわせて押さえると効果的です。

似ているが違う用語は?

ASPが扱う「アフィリエイト広告」は、成果が発生したときに報酬が支払われる「成果報酬型広告」とも呼ばれます。

クリックや表示に応じて課金される広告(クリック保証型・純広告など)とは課金の考え方が異なります。

また、同じ「ASP」という略語でも、ITの文脈で使われる「Application Service Provider(アプリケーションサービスプロバイダ)」はまったく別の概念です。

上位・下位の概念は?

ASPはインターネット広告のうち成果報酬型広告を支える事業者であり、その意味で「成果報酬型広告」が上位の概念にあたります。

下位の区分としては、登録のしやすさや取引するメディアの性質によってOpen ASPとClosed ASPに分かれます。

また、1つのASPが扱える広告や媒体には限りがあるため、ASP同士が提携して複数介在するネットワーク型の取引も見られます。

一緒に押さえておきたい用語は?

ASPの仕組みを理解するうえで重要なのが、広告を出す「広告主」、広告を掲載する「メディア(パブリッシャー、アフィリエイター)」、報酬発生の条件となる「成果(コンバージョン)」、そして成果を正しく記録する「計測」です。

これらの関係を担保するのがASPの役割です。

成果は発生した時点では確定せず、広告主の承認を経て確定し、報酬はおおむね翌々月に支払われる点も押さえておきたいポイントです。